こんにちは、新潟在住・50代主婦のレアかおです。
海外旅行で不安なことのひとつが、現地で体調を崩すこと。しかも英語が得意なわけでもない。
「言葉も通じない土地で病院なんて、どうすればいいの?」——そう思うと、旅先で少し具合が悪くなっても、つい我慢してしまいますよね。
私も2026年1月のバリ島旅行中に、風邪をこじらせて現地の診療所を受診しました。
通訳もいない、私の英語もたどたどしい。
それでも、スマホのGoogle翻訳ひとつで何とか診察を乗り切り、帰国後にはクレジットカードの付帯保険を申請することができました。
この記事でお伝えするのは、次の3つです。
海外で体調を崩すことが不安な方への、お守りになればうれしいです。
※これは、2026年1月に私自身がバリ島の診療所を受診し、帰国後にクレジットカードの付帯保険を申請したときの体験記です。診療の体制・医療費・必要な書類・保険の補償内容は、医療機関やカード・保険会社、そのときの症状によって変わります。受診や保険申請の前には、医療機関・保険会社の最新情報を必ずご確認くださいね。
突然の体調不良、ホテルの診療所へ

旅の2日目、涼しいハンダラエリアを訪れたことがきっかけでした。
雪国住まいの私にとって、日頃の蒸し暑いバリ島とは違う涼しい気候が、逆に喉にはこたえたのかもしれません。
その日から喉の違和感が始まり、数日後には咳も出るように。もともと気管支が弱く、風邪をひくと気管支炎まで一気に悪化してしまう体質なので、「これは早めに診てもらったほうがいい」と判断しました。
幸いだったのは、いつも定宿にしているサヌール・リゾート・ワトゥジンバルに診療所が併設されていたこと。診療時間は9時から17時。
わざわざ遠くの大きな病院までタクシーで向かう必要がなく、ホテルの敷地内で受診できたのは、体調が悪いときには本当にありがたかったです。
※この診療所の情報は2026年1月時点のものです。ホテル内の施設のため、時期によって体制が変わっている可能性があります。受診を検討される際は、事前にホテルへ最新状況をご確認ください。
ちなみに私は以前、バリ島クタエリアの「Takenoko Clinic Bali(タケノコクリニック)」でも受診したことがあります。
そのときは日本語のサポートがある環境でしたが、今回のホテル診療所は日本語対応なし。同じバリ島でも、受診する場所によって環境はまるで違うんだな、と実感しました。
英語が苦手でも大丈夫——Google翻訳で診察を乗り越えた
診療所で迎えてくれたのは、インドネシア人の女性の先生でした。優しそうな方でしたが、日本語は通じません。そして私の英語も、正直たどたどしいレベル。
「どうやって症状を伝えよう……」と一瞬ひるみましたが、ここで大活躍したのがスマホのGoogle翻訳でした。

まさか英語で症状を説明することになるなんて…💦
日本語で「2、3日前から喉が痛くて、咳が出はじめています。もともと気管支が弱いので、悪化する前に診てもらいたいです」と入力すると、インドネシア語に翻訳してくれる。
先生もそれを読んで、返事をGoogle翻訳に入力してくれる。このスマホの往復だけで、スムーズに意思疎通ができました。

「熱はあるか」「いつから咳が出ているか」「アレルギーはあるか」——先生の質問にひとつずつ答えていくうちに、診察は問題なく進みました。専門的な医療の言葉も、翻訳アプリが間に入ってくれると意外と伝わるものです。
私の場合は、Google翻訳を使って先生と意思疎通し、診察を受けることができました。これは、同じように「言葉が不安で受診をためらってしまう」方に、いちばんお伝えしたいことです。
ただ、これはあくまで私のケースです。症状が軽い風邪だったからこそ、翻訳アプリだけでも乗り切れたのだと思います。
もし症状が重いときや、薬のアレルギー、込み入った説明が必要なとき、緊急のときは、翻訳アプリだけに頼るのは心配です。
そんなときは、ホテルのフロントや加入中の保険会社の緊急デスク、日本語が通じる医療機関にも、遠慮なく助けを求めてくださいね。

あくまで私のケースですが、Google翻訳を使い、何とか受診できました。
診察の結果は、やはり風邪。
感染症の心配はないとのことで、ほっと一安心しました。気管支の悪化を防ぐために、3種類のお薬を処方してもらいました。

・Flucodin(フルコディン)
発熱・咳・喉の不快感をやわらげる総合感冒薬
・Rhemafar(メチルプレドニゾロン)
炎症を抑えるお薬
・Azithromycin(アジスロマイシン)500mg
1日1回、食後に。5日間で飲み切るタイプ

※これはあくまで私個人が診察を受けて処方された内容です。症状や体質によって処方は変わりますので、実際の服薬は必ず現地の医師の指示に従ってくださいね。
「キャッシュレス対応はできません」でも焦らなかった理由
診療所を訪れて最初に私は、「クレジットカードの海外旅行保険があるのですが、キャッシュレスで対応できますか?もし支払った場合は、申請すれば戻ってきますか?」と確認しました。
すると返ってきたのは、「ここではキャッシュレス対応はできません」というひとこと。
一瞬「え、じゃあ保険は使えないの?」と不安になりました。でも、先生がこう続けてくれたのです。
「領収書と診断書をお渡しします。それを持って、帰国後に保険会社へ申請してください。」
そう、キャッシュレスが使えなくても、私の場合はいったん自分で立て替えて、帰国後に保険会社へ申請する方法を利用できました。
診察を受ける前にこの「後日申請」という方法を確認できていたので、会計のときも慌てる必要はまったくなかったのです。
ちなみに、以前タケノコクリニックを受診したときは、日本語を話せる受付の方が間に入ってくれて、その場でクレジットカードの保険会社に電話をかけ、キャッシュレスが使えることを確認してから治療を受けられました。
キャッシュレス診療への対応は、医療機関と保険会社の提携状況によって異なります。受診前に保険会社へ確認するのが確実です。
病院によって対応はさまざまですが、私の場合は、旅行中に発症した症状であれば補償の対象になりました。
ただし補償の範囲や条件はカードや契約によって異なるので、出発前にご自身の保険内容を確認しておくと安心です。
医療費の支払いはホテルのチェックアウト時にまとめて行いました。診療所がホテル併設だからこその、便利な精算方法だと感じました。

私の申請では、領収書と診断書が必要でした。必要書類は保険会社や契約内容によって異なるため、受診前後に保険会社へ確認しておくと安心です。
もしその場で「書類はいらないか」と聞かれても、念のためもらっておくことをおすすめします。
帰国後の保険申請、必要だったものと流れ
帰国後に使ったのは、apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードに自動付帯している海外旅行保険です。
旅行のたびに自動で保険がついてくるタイプなので、出発前に特別な手続きは何もしていません。
ちなみにクレジットカードの海外旅行保険には、大きく分けて2種類あります。
私のカードのように自動付帯(持っているだけで保険がつくタイプ)と、利用付帯(航空券やホテル代、空港までの交通費——電車や新幹線など——をそのカードで支払った場合にだけ保険がつくタイプ)です。
利用付帯のカードをお持ちの場合、旅費のどこかをそのカードで支払っておかないと、いざというときに保険が使えないことがあります。
出発前に、ご自身のカードがどちらのタイプか、ぜひ確認しておいてください。
※付帯保険の補償内容や条件は変わることがあります。旅行前に、ご自身のカードの公式情報で最新の条件を確認しておくと安心です。
申請の流れはこうでした。
- 帰国後、カードの保険会社に電話で連絡
- 電話で聞かれたことに答える(下記に詳細あり)
- 後日、保険会社から郵送で申請書類が届く
- 書類に記入し、必要書類を添えて返送
- 約3〜4週間後、受理のお知らせがハガキで届く
- 指定した口座に医療費が振り込まれる
私は帰国後すぐにカードの保険会社へ連絡しました。連絡期限が定められている場合があるので、早めの確認をおすすめします。
【電話で聞かれたこと】
【返送時に添えた書類】
ここで気づいたのは、「その旅行中に海外にいた証明」として、半券・eチケット控え・パスポートのスタンプのいずれか1点が必要になるということ。
ただし最近は日本の出国審査も現地の入国審査も自動化ゲートが増え、パスポートにスタンプが押されないケースが少なくありません。
航空券も電子化が進み、紙の半券が手元に残らないことも多いはず。
だからこそ、eチケットの控え(予約確認メールやPDF)を旅行中はすぐに削除せず残しておくのがいちばん確実だと感じました。
約3〜4週間後、全額が口座に振り込まれた
今回、私が現地で立て替えた医療費は1,000,670ルピア(日本円で約1万円)。診察料とお薬代を合わせた金額です。
書類を返送してから約3〜4週間後、保険会社からハガキが届きました。
そこには支払いの決定と振込予定日が明記されていて、後日、指定した口座にこの医療費が全額振り込まれていました。
立て替えた分がまるまる戻ってきたので、実質的な自己負担はゼロ。海外での急な出費は地味に痛いものですが、きちんと保険が機能してくれたおかげで、金銭的な不安は残りませんでした。
正直に言うと、「クレジットカードの保険なんて、いざとなったら本当に使えるの?」と半信半疑なところもありました。
でも実際に使ってみて、付帯保険はちゃんと役に立つと実感できたのは、大きな収穫でした。

半信半疑だったけど、本当に助けられました。
よくある質問(FAQ)
- Qバリ島の病院やクリニックは日本語が通じますか?
- A
場所によります。日本語対応やWhatsAppでの日本語サポートがある病院もありますが、私が受診したホテル併設の診療所は日本語対応なしでした。
私の場合は、Google翻訳を使うことで診察を受けることができました。
- Qクレジットカードの海外旅行保険で医療費は本当に戻ってきますか?
- A
私の場合は、帰国後に領収書・診断書・eチケットの控えを添えて申請し、約3〜4週間後に全額振り込まれました。
ただし補償内容や上限はカードによって異なるので、出発前にご自身のカードの条件を確認しておくと安心です。
- Q現地でキャッシュレスが使えなかったらどうすればいい?
- A
私の場合は、医療費をいったん自分で支払い、領収書と診断書を受け取って、帰国後に保険会社へ申請しました。
この方法で申請し、審査の結果、今回の医療費は全額支払われました。
ただし、補償の対象、必要書類、申請期限は契約によって異なります。受診や支払いの前後に、加入している保険会社へご確認ください。
まとめ|海外でも安心して旅するためにやっておきたいこと
バリ島で体調を崩した私の体験を振り返ると、安心して旅するために大事なのは次の3つでした。
- Google翻訳が意思疎通の助けになった——私の場合は、翻訳画面を医師と見せ合いながら診察を受けることができました
- キャッシュレス診療が使えなくても慌てなかった——私の場合は、領収書と診断書を受け取り、帰国後に保険会社へ申請しました
- 付帯保険の条件を旅行前に確認しておく——私が利用したカードは自動付帯でしたが、補償条件や連絡期限はカードによって異なります
海外で病気になるのは、誰でも不安です。でも「こうすれば大丈夫」という道筋を知っているだけで、心の余裕がまるで違います。
旅行前に保険の内容と緊急連絡先を確かめておくこと、そして現地では領収書と診断書を大切に保管しておくこと。この小さな準備が、いざというときのお守りになります。
この記事が、旅先での「もしも」の備えになればうれしいです。
📎 この記事の情報と、公式の確認先
本記事は2026年7月時点の情報をもとにした、私個人の体験記です。制度や医療体制、保険の補償条件は変わることがあります。受診や保険申請の前に、下記の公式情報もあわせてご確認ください。
・在デンパサール日本国総領事館「生活情報」
・外務省 海外安全ホームページ「海外旅行」
・出光カード「付帯保険のご案内」
なお、今回の定宿サヌール・リゾート・ワトゥジンバルについては、バリ島連載 第2弾(ホテル&ヴィラ編)でもご紹介しています。
診療所併設で安心して過ごせた宿でしたので、あわせてご覧ください。
【あわせて読みたい(海外トラブル対策)】
海外旅行のトラブルは、体調だけとはかぎりません。
荷物が出てこなかったときのこと、そして旅行そのものに行けなくなったときの備えも、それぞれ記事にしています。

ここで、またお会いしましょう🌺


