ハワイの物価2026|8年で何倍?現金はいくら要るか実測

財布に入ったアメリカドル紙幣とコイン、カットしたパイナップルが並ぶ南国のテーブル ハワイ

こんにちは、新潟在住・50代主婦のレアかおです。

「ハワイ、ずいぶん高くなったよね」

ここ数年、本当によく聞く言葉です。

円安に物価高。ニュースを見ても、ネットを見ても、「ハワイは高い」という話ばかり。
でも、久しぶりに行こうと決めて航空券を取った私が、いちばん知りたかったのは、もっと単純なことでした。

「で、実際いくらかかるの?」

前回オアフ島を訪れたのは2018年10月。約8年ぶりです。

ハワイへ行くのはこれで20回を超えます。
それでも今回は、昔の感覚のままでは通用しないことがいくつもありました。

値段も変わった。支払い方も変わった。チップの感覚も、少し変わった。
そして私自身、現地で「これは余計に払ったな」という失敗もしています。

今回は、払ったお金を全部記録しました。レシートも、カードの履歴も、両替のレートも。

「ハワイは高くなったらしい」で終わらせず、実際にいくら使ったのかを、自分たちの旅で確かめてみようと思ったのです。

この記事でわかること

  • 8年で、何が何倍になったのか(実際の数字で)
  • 現金はいくら持っていき、実際いくら使ったのか
  • ハワイ旅行のどこを工夫すれば、無理なく費用を抑えられるのか

「久しぶりにハワイへ行きたい。でも、今はいくら用意すればいいんだろう?」

そんな方の目安になればうれしいです。


まず、8年でどれだけ変わったか

高くなったことは、私も感じています。
でも「何が、どれだけ」は、あまり見かけません。

前回オアフ島を訪れたのは、2018年10月でした。
それから8年近く。
同じものが、いくらになっていたか。調べて、並べてみました。

そうしたら、思っていたのと違ったのです。

以下、112円87銭(欧州中央銀行が公表しているその月の平均)、2026年7月は163円5銭(私が実際に両替したレート)で計算しています。

① 泊まる・移動する ── 1.5倍台

2018年2026年ドルで円で
ホテル(ワイキキ・1泊平均)233ドル76セント252ドル47セント1.08倍1.56倍
バス1回(HOLOカード)2ドル75セント3ドル1.09倍1.58倍
※ホテルはハワイ州の観光統計より(2018年は年間平均、2026年は4月の1か月平均)
※バスはTheBus公式より

ドルの値段は、ほとんど動いていません。8年で8%〜9%です。

ワイキキのホテルは、ドルで見れば8年で8%しか上がっていませんでした。

私はここで、いちばん驚きました。
「ハワイのホテルは高くなった」と思い込んでいたのです。

② 食べる ── 2倍前後

2018年2026年ドルで円で
ビッグマック(アメリカの平均価格)4ドル62セント6ドル22セント1.35倍1.94倍
ロコモコ(レインボードライブイン)7ドル50セント12ドル75セント1.70倍2.46倍
※ビッグマックは英エコノミスト誌の「ビッグマック指数」より
※ロコモコはお店の公式メニュー(2018年ぶんはインターネットアーカイブに残っていた同年6月の版)

ビッグマックの数字は、アメリカ全体の平均です。
ハワイは食べものの多くを島の外から運んでいるので、店頭の値段はこれより高くなります。
ここで見ていただきたいのは金額そのものではなく、8年でどれだけ動いたかのほうです。

こちらは、ドルでも上がっています。

③ 観光地に入る ── 5倍から7倍

2018年2026年ドルで円で
ハナウマ湾 入場料7ドル50セント25ドル3.33倍4.82倍
ダイヤモンドヘッド 入場料1ドル5ドル5.00倍7.22倍
※どちらも公式の発表と現地の報道より
ダイヤモンドヘッドの「当時1ドル」は、私が行った当時の記憶とも一致しています

ドルで3倍、5倍。
円安どころの話ではありません。

同じ8年、同じ島の話です。
それなのに、1.56倍のものと、7.22倍のものがある。

「ハワイが高くなった」——それは本当です。
でも、全部が同じように上がったわけではありませんでした。

では、この差はどこから来ているのか。
分けて見ていくと、はっきりします。

バス停の運賃表。「Effective 7/1/2026」と書かれています
バス停の運賃表。「Effective 7/1/2026」と書かれています

「高くなった」には、3つの層があります

さきほどの3つのグループ。
なぜ、あそこまで差がついたのか。

理由は、値上がりの「層」が、グループごとに積み重なっているからでした。

値上がりの3つの層を積み木で示した図。泊まる・移動するは円安の1層だけで1.5倍台、食べるは円安と現地の値上げの2層で2倍前後、観光地に入るは円安と現地の値上げと仕組みの変化の3層で5倍から7倍

ひとつずつ、お話しします。

① 円安 ── これは、すべてに等しくかかります

2018年10月、1ドルは112円87銭ほどでした。
2026年7月、私が実際に両替したときは163円5銭です。

約1.45倍。

つまり——ハワイの値段が1セントも上がっていなくても、私たちの財布からは1.45倍のお金が出ていきます。

ホテルとバスが「1.5倍台」だったのは、これだけがかかっていたからです。
ドルでは8%しか上がっていないのに、円では1.5倍。
上がったぶんの、ほとんどが円安でした。

② 現地の値上げ ── 食べるものに、はっきり出ています

ここに、もう一枚が乗ります。

ビッグマックが1.35倍、ロコモコが1.70倍。
ドルの値段そのものが上がっているのです。

外食が上がる理由は、材料費だけではありません。

アメリカでは、働く方のお給料も上がっています。
レストランの値段には、それがそのまま乗ります。
そしてチップも、値段が上がればその分だけ増えていきます。

だから、食事は「円安+現地の値上げ」の二重になります。

🍔 世界共通の「ものさし」で見てみます

世界の物価を比べるとき、ビッグマックの値段がよく使われます。
どの国でもほぼ同じものが売られているからです。

ビッグマック指数の比較表。2018年7月から2026年7月で、日本は390円から500円で1.28倍、アメリカはドルで4ドル62セントから6ドル22セントで1.35倍。しかし円換算では約521円から約1,014円となり1.94倍

円で払うと1.94倍。

その差が、そのまま円安です。

そして、日本との開きはこうなりました。

  • 2018年:日本390円/アメリカ521円 → 1.3倍
  • 2026年:日本500円/アメリカ1,014円 → 2.0倍

③ 仕組みの変化 ── 表示価格の「外側」が変わりました

3枚目は、値段の話ではありません。
メニューや看板に書かれていない部分が変わっています。

(A) チップ ── 私が置く額が、変わりました

2018年に来たときの感覚では、こうでした。

お店チップの目安
気軽なお店10%くらい
ちょっときちんとしたお店15〜18%
サービスが手厚い上質なお店20%
※2018年にハワイを訪れた時のチップの感覚(レアかお)

私は、だいたい15%を目安に払っていました。

ところが今回は、20%くらいがだいたいの基準という感覚でした。
私も、レストランでは20%を目安に上乗せしています。

「チップの相場が上がったんだな」——そう思っていました。

でも、調べてみたら、違いました。

アメリカの決済端末の会社が、全米17万店舗あまりのデータを公開しています。
それによると——フルサービスのレストランのチップは、2018年からずっと19〜20%。
ほとんど動いていませんでした。

上がっていたのは、相場ではありませんでした。変わったのは、私のほうでした。

2018年に15%を目安にしていた私は、当時から少し低めだったということになります。

レアかお
レアかお

20回通っていても、こういうことがあるんですね…

チップは、決まりごとではありません。
あくまで心付けなので、お店によっても、その日のサービスによっても、払う方によっても変わります。

「これが正解」というものはありません。

それでも、メニューの値段が1セントも変わらなくても、自分が置く額が変われば、払う総額は増えます。

(B) 観光地の料金が、別建てになりました

人気の観光地は、行けば入れる場所ではなくなりました。いまは事前予約が要ります。住んでいる方と、旅行者とで、扱いが分かれるようになったのです。

どこが、いつから変わったのかは、あとの章でお伝えします。

(C) 払い方で、値段が変わるようになりました

バスは、2026年7月の改定で現金だけが値上がりしました。
カードで払う人が優遇されています。

同じ場所へ行くのに、払い方で値段が変わる。
これも、メニューには書かれていない変化でした。

私も、バスの乗り継ぎ時間で、実際につまずいています。
そのお話は、あとの章で。

3つが重なると、こうなりました

オアフ島の売上税は4.712%。それにチップが乗ります。

メニューに「10ドル」と書かれたお料理で、計算してみます。

税とチップを入れた実質負担額の比較。2018年は1ドル112円87銭・チップ15%で約1,359円、2026年は1ドル163円5銭・チップ20%で約2,049円。1ドルの体感が136円から205円になった

1ドルの体感が、136円から205円になりました。

だから今回、私はこう考えるようになりました。

メニューに「10ドル」と書いてあったら、日本円で2,000円。
ドルの数字を、そのまま2倍する。

これは税と、チップを2割で見た場合の目安です。
チップをどうするかは、その方しだい。
それでも、多めに見ておいたほうが、あとで慌てずに済みました。

数字にできなかったけれど、いちばん驚いたこと

ABCストアで、いつも2リットルの水を買います。

前は、1ドルくらいでした。今回は、2ドル前後。

円にすると、100円くらいだったものが、300円くらいになった感覚です。

一番値上がりを感じたのは「水」でした

こちらはレシートが残っていないので、私の記憶によるものです。
ほかの数字と違って、確かめられる出典がありません。それでも、滞在中いちばん「高くなった」と感じたのが、この水でした。

わたしの1ドルは、163円5銭でした

ここまで「1ドル163円5銭で計算しています」と書いてきました。
この数字が、どこから来ているかをお伝えします。

私は今回、両替所を一度も使っていません。空港でも、街でも。

代わりに使ったのがWiseです。
7月9日と11日に、5,000円ずつ替えました。
払った円を、受け取ったドルで割ると——1ドル163円5銭。手数料は0.64%でした。

7月11日の両替画面。この日は5,000円が30ドル72セントになりました
7月11日の両替画面。この日は5,000円が30ドル72セントになりました

今回、支払いには3つを使い分けました。
同じ週に、同じ島で使ったので、そのまま比べられました。

1ドルあたり100ドル払うと
Wise163円5銭16,305円
JAL Pay166円18銭16,618円(+313円)
JALカード168円56銭16,856円(+551円)

100ドルで551円の差。1,000ドル使えば、5,500円ほど違います。

意外だったのは、もとになるレートは3つともほとんど同じだったこと。
違ったのは、そこに何%上乗せされるかでした。

「どこのレートが良いか」ではなく、「手数料がいくら乗るか」の違いでした。

ただし——JAL PayとJALカードには、マイルが付きます。
Wiseには付きません。
マイルを入れると、答えが変わります。

3つをどう使い分けたのか、マイルを入れるとどこで逆転するのか。
そして初日にWiseで支払えなかった話も——今後、別の記事でお伝えしていきます。

現金は、いくら持っていったか

ハワイに行くと決まってから、いちばん最後まで迷っていたのが、これでした。

「現金って、いくら持っていけばいいんだろう」

カードが使えることは知っています。
でも、チップは。バスは。小さなお店は。

調べてみても「少し多めに持っていくと安心です」としか書かれていなくて、その「多め」がいくらなのかは、どこにも書かれていませんでした

そこで今回は、現金がいくら要ったのかも、実際に記録してみました。

持っていったのは241ドル。使ったのは29ドル55セント

使ったのは、持っていった額の12%だけでした。

しかもこの241ドル、今回のために両替したお金ではありません。
前にハワイへ行ったときの残りを、そのまま持っていっただけです。
つまり今回、私は1ドルも両替していません。

金額円(1ドル163.05円)
持っていった現金241ドル約39,300円
実際に使った額29ドル55セント約4,818円
使わずに帰ってきた額211ドル45セント約34,480円
レアかお
レアかお

残りの3万4千円は、ただ、お財布の中で眠っていました…

現金を使ったのは、たった2回でした

これだけです。

5日間ハワイにいて、食事も買い物もして、バスにも何度も乗って、現金を出したのはこの2回だけでした。

現金払いをしたところ金額
HOLOカードの発行と、最初のチャージ15ドル(夫婦2枚ぶん)
高橋果実店で買ったカットパイナップル14ドル55セント(13.99ドル+税)
現金で買った、HOLOカード
現金で買った、HOLOカード

なぜ、これで足りたのか

あとから理由を考えてみて、気づいたことがあります。

チップを現金で渡す場面が、今回はひとつも起きなかったのです。

ハワイでチップが必要になる場面を、思いつくかぎり並べてみます。

  チップが必要な場面  今回のわが家
✅ 部屋を清掃してもらう☑️ タイムシェアで、毎日の清掃が入らなかった 
✅ ポーターに荷物を運んでもらう☑️ 自分たちで運んだ
✅ ホテルスタッフにタクシーを呼んでもらう☑️ タクシーに乗らなかった
✅ バレットパーキングに車を預ける☑️ レンタカーを借りなかった
✅ レストランで食事をする☑️ カードの伝票に書き足せた

現金で当てはまるものは、ひとつもありませんでした。

実は今回、チップ用にと1ドル札を用意して行きましたが、一度も使えませんでした。

理由は、このあとの「移動」の章にあります。
タクシーにも、レンタカーにも乗らなかったので、ホテルスタッフにも、車を預ける係の方にも、渡す場面そのものがありませんでした。

残るはバス代ですが、こちらはHOLOカードで乗りました。
現金で支払ったのは、カードを作るときと最初のチャージだけ。
そのあとの追加チャージは、HOLOの公式サイトからWiseで済ませています。

ハワイにはチップ用の1ドル札を用意して

よく見かけるアドバイスです。でも、上の表で、あなたの旅にいくつ当てはまるか。それによって、必要な枚数は変わります。

でも、ゼロにはできませんでした

ワイキキのビーチウォーク通りに、高橋果実店というお店があります。
1982年に、日系2世のヘンリー・タカハシさんが始めた果物屋さんです。

看板には「高橋果実店」と「HENRY’S PLACE」が並んでいて、日本語のほうが大きく出ています。
歩いていれば、まず見落としません。

ここのパイナップルが私たちは大好きで、久しぶりに寄りました。

カットしてもらったパイナップルが13ドル99セント。税を入れて、14ドル55セントほど。

このお店は、現金しか使えませんでした。

レアかお
レアかお

これが食べたくて寄ったので、買えなかったら悲しかったです

昔ながらのやり方が残っていて、そこがまた良いのですが——もし現金を持っていなかったら、私はこのパイナップルを買うことができませんでした。

カードがどれだけ使えるようになっても、こういうお店は残ります。
そして、こういうお店のほうが、旅の思い出になったりします。

高橋果実店のパイナップル。14ドル55セント
買って帰って、部屋でいただきました。14ドル55セント

結論:現金が要るのは、2つの場面だけでした

今回の5日間を振り返ってみると、現金が必要になる場面は、2つに整理できました。

① 現金しか使えないお店

高橋果実店の14ドル55セント。これは、現金でなければ買えませんでした。

② チップ

今回は、ひとつも起きませんでした。でも旅のしかたが違えば、ここに何度も現金が要ります。
部屋を清掃してもらう、荷物を運んでもらう、タクシーを呼んでもらう、車を預ける——その一つひとつが、チップです。

そして、お恥ずかしい話をひとつ。

HOLOカードは、実はカードでも買えたのです。
私はカードでの支払い方法が分からなくて、現金で払っただけでした。

レアかお
レアかお

その場で慌ててしまって…現金のほうが早かったんです

つまり——5日間のハワイで、本当に現金でなければ買えなかったのは、パイナップル1個ぶんの14ドル55セントだけだったことになります。

現金が要るのは、「現金しか使えないお店」と「チップ」。この2つだけです。

では、いくら持っていけばいいか

考える材料は、2つです。

  • その旅で、チップが何回発生しそうか(先ほどの表で数えてみてください)
  • 現金のみのお店で、いくら使いそうか

私の場合なら、50ドルもあれば十分でした

241ドル持っていって、使ったのは29ドル55セント。8割以上が、出番のないまま帰ってきました。

カードなら、なくしても止められます。現金は止められません。「多めに持っていけば安心」だと思っていましたが、持ちすぎることが安心とは限らない——今回、そう感じました。

ただし、海外で使えるカードを用意していないなら、この話はまるごと当てはまりません。カードが使えることが、大前提です。

「現金は要りません」ではありません。「現金でしか買えないものが、まだあります」です。


移動には、ほとんどお金をかけませんでした

前にハワイへ来たときは、空港からホテルまでシャトルかタクシーを使っていました。
1日だけレンタカーを借りて、島を回る日もつくっていました。

今回は、どちらもやめました。

使ったのは、この5つです。

移動手段かかったお金
ザ・バス(空港の往復・街なかの移動)1回3ドル
ワイキキトロリー ピンクラインJCBカードの特典で無料
HiBus(ハイバス)アラモアナルートJALOALOカードの特典で無料
ノースショアシャトル(往復)5ドル
レンタカー借りませんでした

ノースショアへも、シャトルで日帰りしました。
往復5ドルの新しい乗り合いバスで、詳しくは別の記事でお伝えしています。

お金を払ったのは、バスとノースショアシャトルだけです。

今回バスを選べたのは、出発前に調べていて、あることが分かったからでした。

2025年10月から、バスにスーツケースを持ち込めるようになっていました。

以前は、膝の上か座席の下に収まる荷物だけ。
大きなスーツケースは乗せられませんでした。
それが変わっていて、実際にスーツケースを持った方が、何人も乗っていらっしゃいました。

そのうえで、バスにした理由がふたつ。
ひとつは、久しぶりのアメリカでの運転が、単純に怖かったこと。
もうひとつは、物価が上がっていて、削れるところは削りたかったことです。

空港からワイキキまで、夫婦2人で往復すると——バスなら約1,957円。タクシーなら約15,000円。

バスにしただけで、13,000円ほどの差になりました。

空港の「CITY BUS →」の案内標識。この先にワイキキ行きのWラインのバス停があります
空港の「CITY BUS →」の案内標識。この先にワイキキ行きのWラインのバス停があります

移動を変えたら、ほかのものまで安くなりました

前の章で、チップを現金で渡す場面がなかったとお伝えしました。

バスとトロリーだけで動いていると、チップを渡す機会そのものが、基本的にはあまり訪れないのです。

バスにしたのは、お金と、運転の不安。それだけの理由でした。
でも、実際に浮いたのはバス代だけではありませんでした。

バスの乗り方や、HOLOカードの作り方、私がやらかした乗り継ぎの話は、別の記事でくわしくお伝えしています。

20回通って、いちばん変わったと思うこと

値段の話を、ここまでしてきました。
でも——今回いちばん驚いたのは、値段ではありませんでした。

行き方そのものが、変わっていたのです。

「行けば入れる」ではなくなりました

ダイヤモンドヘッドは、2022年5月から、ハワイに住んでいない人は事前予約が必要になりました。
以前は、行けば入れました。
朝、思い立って、バスに乗って、1ドル払って登る。そういう場所でした。

ハナウマ湾は、2021年から予約制になっています。
入場料は25ドル、車で行くなら駐車場が3ドル。
こちらも、思い立って行ける場所ではなくなりました。

ただ——今回、私たちはどちらにも行きませんでした。
この記事を書きながら調べていて、予約制になっていたことを知ったのです。

レアかお
レアかお

もし、予約なしで行っていたら…と思うと、ぞっとしますよね。。

変わっていたことは、ほかにもありました

この旅で、私が「前と違う」と気づいたことを、まとめてみました。

以前2026年7月
ダイヤモンドヘッド行けば入れた事前予約が必要(2022年5月〜)
バスの荷物大きなスーツケースは不可持ち込める(2025年10月〜・暫定)
バスの乗り継ぎ2時間半2時間(2026年7月〜)
バスの運賃現金もカードも同じ現金だけ値上がり
空港への鉄道なかったスカイラインが開通

この5つのうち、4つは2022年以降に変わっています。

「前に行ったときの知識」は、思っているより早く古くなります。

スカイラインは、ワイキキ泊にはまだ早いようです

「ハワイに鉄道ができるらしい」——その話を聞くようになって、もう10年以上になります。

2018年に来たときには、すでに空港から西のカポレイ方面で工事が始まっていました。
それが今回、本当に走っているのを見て——「時が経ったんだな」と、しみじみしました。

ただ、ワイキキに泊まる人にとっては、いまはまだ使いどころが難しいというのが、行ってみた実感です。

最終日、こんなことを考えました。
ワイキキからバスに乗って、空港の一つ手前のバス停で降りれば、一区間だけスカイラインに乗って空港まで行ける。同じ3ドルで。

結局、やめました。
乗り換えが面倒になってしまったのです。

空港のスカイライン駅レレパウアの入口と券売機
空港のスカイライン駅「レレパウア」。結局、乗らずじまいでした
レアかお
レアかお

走っている姿を見られただけでも、うれしかったです♪

延伸は決まっています。
ダウンタウン方面へ延びる工事の様子は、バスで通るときに見えました。
ただ——ダウンタウン手前まででも2031年から2032年ごろ、アラモアナセンターまでは時期が決まっていません。
ワイキキ方面は、2026年2月に市議会で検討が始まったばかりです。

総工費も、着工時の約50億ドルからすでに約100億ドルにふくらんでいます。

いま予定を立てるなら、スカイラインは「あてにしない」ほうがよさそうです。

次に行くときには、何らかの形で乗ってみたいと思っています。

そして私は、実際につまずきました

乗り継ぎは2時間半だと思い込んでいました。
2時間に変わっていたことを知らずに、3ドル余分に払いました。

20回以上通っていても、こうです。

レアかお
レアかお

「知っているつもり」がいちばん危ないですね…💦

だからこの記事では、日付を入れて書くようにしました。
「2025年10月から」「2026年7月から」と。

あなたがハワイに行かれる頃には、また変わっているかもしれないからです。

ルールは、行くたびに変わっています

バスの運賃も、荷物のルールも、乗り継ぎの時間も。
ワイキキトロリーのルートさえ、行くたびに少しずつ変わっています。

だから、行く前のチェックだけは、何度行っても必要です。

入国の決まりも含めて、「前と同じだろう」と思わないこと。

レアかお
レアかお

20回以上行っても、毎回どこかが変わっているんですよね。


これから行かれる方へ

最後に、私が今回やってよかったことを、順番にまとめます。

① まず、海外で使えるカードかスマホ決済を用意する

今回、いちばん助かったのはここでした。
どちらもなければ、現金を大量に持つことになり、レートも手数料も選べません。

大事なのは、どれを選ぶかより——選んだものに、何%上乗せされるかを知っておくことです。
私の場合、いちばん安い方法といちばん高い方法で、100ドルあたり551円の差が出ました。

そして——スマホで支払うご予定なら、もうひとつだけ。

出発前に、かざしたときに最初に出てくるカードを確認してください。
私はここでつまずきました。
iPhoneならApple Payの「メインカード」、Androidならお使いのタッチ決済アプリの設定です。
1分で済みます。

② 現金は、少しだけ

私の場合は、50ドルもあれば足りました。(チップが何回発生する旅かによって変わります)

現金しか使えないお店は、まだあります。
でも「多めに」持っていく必要は、私にはありませんでした。

③ 予約が要るものを、先に調べる

ダイヤモンドヘッドも、ハナウマ湾も、行くと決めたらまず予約です。現地で気づいても遅いので。

④ HOLOカードを作って、その日のうちにネット登録

空港のスカイラインの駅で買えます。登録さえしておけば、残高確認もチャージもオンラインで済みます。

⑤ 持っているカードの特典を、出発前に確認する

JCBならワイキキトロリーのピンクライン、JALの航空券ならJALOALOカード。
知らないと、払わなくていいお金を払います。

ハワイは、確かに高くなりました。
でも、上がり方はバラバラでした。

円安は避けられません。
でも、どこで払うか、何に乗るか、いつ予約するかは、選べます。

絞るところは絞る。無理なく絞る。
そして、そのほかで楽しむ。

私は今回、そうやって過ごしました。

20回通って、変わったもの、変わらなかったもの

8年前と比べて、ハワイの物価は確かに高くなりました。
買い物も、日本円に直すと以前よりずっと高く感じます。
商品によっては、ドルの値段そのものも上がっていました。

特に変化を感じたのは、食事です。

2018年の写真を見返してみました。
そこには、思っていた以上に、たくさんの食事の写真が残っていました。

特別なレストランだけではありません。
出かけた先で気になったものを食べたり、少し休みたくなったらコーヒーを飲んだり。
その日の気分で、気軽に外食していました。

ところが今回、外で食事をしたのは数えるほどでした。
しかも、利用したのはファーストフードや、通常より少し安く楽しめるハッピーアワーが中心です。
本格的なランチやディナーを、以前のように思い切り楽しんだわけではありません。

値段を見て、「今日はやめておこう」と思ったこともありました。

アイランドヴィンテージコーヒーのアサイーボウル。

私はこれが大好きで、2018年にも食べています。
今回もまた食べたいと、ずっと思っていました。

メニューの前で、しばらく立っていました。
そして——やめました。

2018年に食べた、アイランドビンテージコーヒーのアサイーボウル
2018年に食べた、そのアサイーボウル

以前は「今日は何を食べよう」と考えていたのに、今回は「ここで食べたら、日本円でいくらになるだろう」と、先に値段を考えてしまう。

もちろん、スーパーで買ったものをお部屋で食べるのも、ハワイでの一つの過ごし方です。

そして——部屋で食べること自体は、今にはじまったことではありません。

私たちは2018年も、今回も、タイムシェアに泊まっています。
キッチンがあるので、食材を買ってきて作る日も、テイクアウトを部屋で食べる日も、もともと多かったのです。

2018年10月フードランドでの買い物
2018年10月の買い物。値札に「Oct 04, 18」と残っていました

変わったのは、そこではありませんでした。

部屋で食べる日もあれば、外で食べる日もある。
2018年は、その両方ができていました。

それでも、昔のハワイを知っているだけに、少し寂しさが残りました。

わたしが今回いちばん変わったと感じたのは、値段だけではありません。
気になったお店へふらりと入り、食べたいものを気軽に注文する——そんな旅の自由さが、以前より小さくなったことでした。

それでも、変わらなかったもの

8年前と、何ひとつ変わっていないものもありました。

ハワイの人たちの温かさです。

日本でいう「おもてなし」とは、少し違うように思います。
もっと自然で、もっと近くて、困っている人がいたら、さりげなく手を差し伸べてくれる。

わたしがハワイで感じるのは、「コクア」という言葉に近いのかもしれません。
ハワイの言葉で、助け合い、思いやりといった意味だそうです。

誰かに親切にしてもらったとき、ただサービスを受けたというより、人の温かさに触れたような気持ちになります。

そして、ハワイの自然も変わっていませんでした。

空港に降り立った瞬間に感じる、あのハワイの香り。
遠くに見えるダイヤモンドヘッド。
肌に触れる風。強い日差しのなか、ときどき降り注ぐ雨。

その一つひとつが、「またハワイに来たんだ」と思わせてくれました。

値段は変わりました。
旅の仕方も変わりました。けれど、ハワイの人たちの温かさと、そこに流れる風や自然は、8年前と変わっていませんでした。

だから、物価が高くなったと分かっていても、また来たいと思うのだと思います。

ワイキキビーチに並ぶヤシの木と青い海。奥にライフガードタワーが見える

次に行かれるあなたが、安心してハワイを楽しめますように。

ここで、またお会いしましょう。🌺

この記事を書いた人
レアかお

新潟在住の50代主婦。転勤族として関東各地とジャカルタで暮らしてきました。ハワイ20回以上・バリ島11回、ゴルフ歴約11年。バリ島・バンコク・オアフ島・ハワイ島でのゴルフも経験。50代夫婦の旅と暮らしを、実体験をもとに正直に発信しています。

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